アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、同クラブのレジェンドである元スペイン代表指揮官ルイス・アラゴネス氏の死去を悔やんだ。
2日にリーガエスパニョーラ第22節、本拠地ビセンテ・カルデロンでのレアル・ソシエダ戦に臨むアトレティコ。前日会見に出席したシメオネ監督は、アラゴネス氏の訃報を受けて次のようにコメントしている。
「全アトレティコファンが、このクラブ、スペインサッカーが失ったものに痛みを感じている。彼が示したのは、スペインサッカーが困難を乗り越えるための反逆の精神にほかならない。ルイスはそのキャラクターやパーソナリティーによって、一つの可能性を現実のものとした。彼が伝えたことは、決して失われるものではない」
「現役時代、ルイスとはセビージャで一緒になった。アトレティコに移籍する可能性が生まれたとき、彼は私に『アトレティコに向かうことに、何をためらうことがある? 一体ここで何をしているんだ?』と言ったよ。ルイスと私はこのクラブを心から愛する2人であり、今は彼の言葉が理解できる。私も自分のような選手がいたら、同じことを言うだろうね。あれは1994年、ワールドカップ前後の出来事だった」
アラゴネス氏に対する黙祷が行われるソシエダ戦については、こう語っている。
「スタジアムに多くの人々が集まることを願っている。ルイスは悲しみよりも、良い思い出を振り返ることを望む人物だ。人々が素晴らしい形で、彼のことを思い出すことを願うよ。彼と共有した喜びが、悲しみに打ち勝たなければならない。明日、我々は大切な瞬間を迎えることになる」
ソシエダについての見解も示した。
「彼らは厳しいライバルであり、リーガの上位に位置している。我々にとっては、リーグ戦こそがすべてだ」
MFジエゴの獲得についても触れている。
「スポーツ部門の素晴らしい仕事によって実現したことだ。ジエゴは我々のプレーにバリエーションを与えてくれる。チームは彼がどのような選手であり、どのようなキャラクターを有しているかを理解している」
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