アトレティコが3試合ぶり勝利で2位キープ

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26日に行われたリーガエスパニョーラ第21節、2位アトレティコは同じマドリッド州に本拠地を置く19位ラージョとアウェイで戦い、2-4で勝利した。

2試合連続でドローゲームを演じ、3位レアル・マドリーに1ポイント差にまで詰め寄られているアトレティコ。土曜日開催の試合でマドリーが勝利を収めているため、2位以上をキープするためには勝利が必須となったが、開始8分に幸先よく先制に成功する。敵陣ボックス手前で判断ミスを犯したバエナからボールを奪ったビジャが、ジエゴ・コスタからのリターンを落ち着いて右足で流し込み、あっさりと先制に成功した。

ミスから失点しまったラージョだが、直後の11分にブエノがマンキージョに倒されてPKを獲得。しかし、ビエラのキックはクルトワに完璧に読み切られ、ラージョは試合を振り出しに戻すことに失敗した。

守護神の好守に助けられたアトレティコは、30分に追加点を奪う。右サイドでボールを収めたジエゴ・コスタから中央のホセ・ソサへのパスが通ると、ホセ・ソサはDFとGKを引き付けて左でフリーのアルダにラストパス。アルダは無人のゴールに難なくシュートを流し込み、アウェイチームがリードを2点に広げた。

魅力的な攻撃サッカーを展開しながらもカウンターで失点する、という今季お決まりの形にまたもやはまってしまったラージョだったが、40分に1点を返す。カウンターからトラスオラスのラストパスを受けたビエラが右足でねじ込んだ。

しかし、ハーフタイム直前の44分に2位チームがしたたかさを見せる。セットプレーからアルダがこの試合2点目となるゴールを決め、点差は再び2点に。

後半は2点のビハインドを背負うラージョが終始ボールを支配して反撃に出るも、アトレティコは自陣ゴール前に入ってくるボールはきっちりと跳ね返し、カウンターから更なる追加点を狙っていく。

60分にホセ・ソサに代えて投入したオリベルが僅か4分で肩を脱臼するアクシデントがあったが、動揺することなく試合を進めたシメオネ監督率いるチームは、74分にフィリペのクロスに走り込んだジエゴ・コスタのマークに付いてたサウールがオウンゴールを記録。アウェイチームがリードを3点に広げ、試合の大勢をほぼ決定付けた。

ラージョは、4失点目直後の76分にビエラのクロスをラリベイがヘディングで叩き込み、点差を2点に縮めるも、以降はアトレティコの堅い守備の前に決定機を作り出すこともままならず、試合は2-4のままタイムアップ。アトレティコが3試合ぶりの勝利で3ポイントを積み上げ、2位キープに成功している。

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